楽器の表現力向上に必要なこととは?ピアノ即興演奏動画付き

こんにちは♪音楽家の浅田亮太です。

今回は、楽器演奏の表現力を身に付けるうえで大事だな、と思っている要素について書いてみたいと思います。

今回お話することは、かなり大切なことなのに、なぜか一般的なレッスンではあまり行われていないんです。

でも、

これをやらないと演奏が雑になるし、あなたの音楽の可能性を狭めてしまいます。

 

この方法を、実際にレッスンでたくさんの生徒様にチャレンジしてもらってますが、

効果絶大です!劇的に変わります。

 

今回はピアノ目線で話しますが、お子様~大人の方まで、しかもどの楽器にも(もちろん打楽器も)共通しているお話ですので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください♪

私はピアニストでありドラマーでもありますが、ドラム演奏の時ももちろん行っている方法です。

 

では、解説していきます♪

 

 

「上手な演奏」なだけでなく、人が聴いて心地よい音が奏でられる「良い演奏」ができるように

 

今回のブログでは、

「子どもでも大人でも弾きやすい曲」

ということで、

「きらきら星」を題材にしたいと思います♪

 

まずは、私が「きらきら星」を、自分なりに弾いてみましたのでお聴きください!

この動画では、きれいな夜星をイメージしながら、

 

【即興前奏】→【曲のメロディー】→【即興間奏】→【曲のメロディー】

 

という流れで演奏しました。

本来は【曲のメロディー】のみで完結する曲ですので、曲のメロディーのみ弾くだけでもOKなのですが、

このように即興でどんどん自分のイメージを音で表現するのも楽しいですよ♪

 

ではここから解説に入りますが、

今回は

「メロディーを表現豊かに演奏する」

ことに焦点を当ててお話したいと思います。

 

 

①まずはイメージ!

「星」というキーワードから、イメージや回想を色々としてみましょう♪

例えば、

・いついつに見た、無数の星で辺り一面に輝いていた夜空がきれいだったなぁ

・大きな流れ星が空から降ってくるイメージ

などなど。

 

「星はきれいだな」というイメージだけでも十分なのですが、

もし上記のような具体的なイメージやエピソードなどがあれば、より音に気持ちを込められるので、とても良いかと思います。

 

-Point-
イメージを広げることで、表現豊かに演奏ができるようになります。

 

 

②歌おう!

一度メロディーを歌ってみましょう

メロディーは何調でも良いのですが、

まずは、一番一般的に演奏されているハ長調でやってみましょう。

 

メロディーは、

どどそそららそ

ふぁふぁみみれれど

そそふぁふぁみみれ

そそふぁふぁみみれ

どどそそららそ

ふぁふぁみみれれど

 

です♪

 

歌う時に大事にしていただきたいことは、

「ロボットのようにならないこと!」

です。

①でイメージしたことをしっかり頭で描きながら、丁寧に気持ちを込めて歌ってくださいね♪

 

-Point-
歌うことで、メロディの認識、理解が深まり、弾いた時に音間違いや「なんとなく」な演奏を防ぐことに繋がります。
そして、抑揚をつけたり心をこめて歌うことができるようになると、
「楽譜にこう書いてあるから守れるように弾かなきゃいけない」

という意識から
「よし、こう表現するぞ」という主体性の高い演奏ができるようになります。
それが豊かな表現力、創造性が身につく大きなきっかけに繋がります。

もし音程が気になる方は…気にしなくて大丈夫です♪

音程バッチリで上手に歌うことではなく、気持ちを込めることが大切なのです。

ちなみに私は歌うのが大の苦手です(笑)

 

 

③歌いながら弾いてみよう!

 

さぁ、イメージをして歌えたら、これで最終段階!

②でやったように、

心を込めて歌いながら、手も動かして弾いてみましょう

初心者の方で「ど」の音がどこの鍵盤かわからない方は、どれみの書いたシール等を鍵盤に張ったりして、工夫をしてみてください♪

いきなり完璧に鍵盤の場所を覚える必要はありません!

 

さぁ、いかがでしょうか???

 

表現が少し豊かになりませんでしたか?

 

まとめ

 

このように、①のように曲のイメージを膨らませてから

②のようにどれみを歌ってから弾くことで、
ただ紙に書かれた通りに間違えないように忠実に弾くだけとは違い、

その人その人の個性豊かな表現でピアノを奏でることができます。

 

そして特に初心者の方は、

はじめのうちは五線譜を使って一所懸命どれみを覚えたり早いペースで教材に沿って進んでいく必要はないと私は思います。(割とそのような教室が多いように感じますが…)
それよりも、弾く曲のイメージを膨らませて自由な表現で楽しみながら演奏することを大切にして、後から(もしくは同時進行で少しずつ)読譜等を覚える方が、モチベーションもキープできますし、

音楽の本質、奥深さ、様々な楽しみ方がわかってきます。

 

今回はきらきら星のメロディーの話でしたが、

どんな曲でも、どんなパートでも、

・自分の演奏する音を歌ってみること

・その「歌」を「音に変換する」こと

が大切なんです。

じゃないと、「ただ演奏しているだけ」の音になってしまう。

表現力のない機械的な音楽になってしまう。

それって、すごくもったいないと思いませんか???

 

楽器をやっている方、「歌うこと」を一番大切にして演奏してみてください!あなたの音楽の可能性が一気に広がります。

楽器を教えている方、決してエラそうにしたい訳ではありませんが、「歌うこと」を重点的に取り入れてみてください。表現豊かな音になりもっともっと音楽の良さが伝わりますし、お子様の場合は豊かな心の成長にも繋がります。

 

皆さまが、音楽を通じてたくさんのハッピーを感じれることを心から願っています♪

 

また、ピアノ演奏のお悩み相談やご質問なども受け付けています。
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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました♪

 

 

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